イギリス賃貸物件の探し方

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海外の住まいといえども、探し方の基本は日本と同じ。検索サイトを味方に、日本との違いを少し意識して、より良い住まいを見つけよう。

 

【イギリス最大の不動産検索サイト】

Rightmove https://www.rightmove.co.uk

日本のリクルート社SUMOみたいなもの。ネット上で絞り込んだ物件を、ネットを通じて不動産会社に連絡し、内覧するという大きな流れは日本と同じと思っていい。

*以下画像はPCの画面で、スマフォは少々異なる。

 

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Step1】物件を絞り込もう 

様々な条件を入力して、物件を絞り込もう。 

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住む地域

Glasogowを選んだとしても、さらに細かいエリアに分かれる。ちなみにGlasgowでお勧めできるエリアは、グラスゴー大学のあるWest endとビジネス街のCIty Center。住宅地としての住みやすさからWest end界隈に日本人がより多く住んでいる。

住む形式(賃貸は To rent)を選ぶ。

 

Rent Fee: 自分たちが考える金額や会社から提示されている金額を参考に上限を入力しよう。

Bed room: ファミリーは2Bed以上、1Bedはあくまでシングル用が相場なようだ。

 

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右上のFiltersから、さらに細かく絞り込もう。

Furnished Type:無駄な家具購入を避けるためにはFurnished(家具付き)がお勧め。

Parking:注意したいのがResidents Permit Parking Available(周辺住民はパーキング可能)。これは特定のパーキングではなく、周辺で空いているスペースを毎日探して泊めるシステム。車通勤が必須で、夜遅くまで働く日本のビジネスマンにはPrivate Parkingをお勧めするが、残念ながら該当物件は少ない。

 

Step2】物件を検討しよう 

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条件入力すると該当物件がヒットする。以下ポイントを参考に、1つ1つ検討していこう。

 

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Letting information:

Date available:いつから入居可能か?

Letting type:Long term(1年以上居住ならこれ!)

Added on Rightmove:マーケットに掲出スタートした日にち。あまりにも古い物件は、何か理由があるかもなので注意した方がいいかも。

 ・Key features

大切なポイントが書かれていることが多いので要熟読。

Double Glazing(二重窓)Parking、Gas Central Heating、7th floor、City centerに多いconcierge serviceなどなど。

 ・Full description

トータルで、物件の何が売りかが明記されている。

たまに、こちらにだけGas Central Heatingなどの大切なポイントもあるので、見逃さないように。

 ・Nearest stations

Scotrail(スコットランドのJRみたいなもの)とSubwayの両方が書かれている。距離も併記されているが地図上の直線距離で換算しているようなので、Google mapで住所入力して自分で調べなおした方が正確。住所はページ上部に(例)Queens Crescent, Glasgow, G4のように書かれている。また後述するEPC ratingのcertificateにpost codeが書かれているので、こちらも参考にしよう。

 

その他

Bedroom(日本のように何平米とか書いてない代わりに、イギリスはBedroomの数を重要視)

No Smokers 

Parking

Central heating(GasかElectricか)

寒いスコットランドでは、絶対的に熱効率のいいGas Central heatingをお勧めする。

Glazing

寒いスコットランドでは、できるかぎり熱効率のいいDouble Glaizing(2重窓)をお勧めする。

EPC Rating(Energy Performance Certificates (EPCs))

EPCとはEnergy Performance Certificateの略称。公的な組織にエネルギーのコストを査定をさせたものなので、客観的な数値でエネルギー効率を知ることができる。この数値はCentral heatingとGlazing、天井の広さなどによる影響が大きい。

 

・Broadband

利用可能なブロードバンドの会社をチェックできる。ブロードバンド会社は口コミサイトを参考にして決定しよう。

 

【検討のコツ : 写真を味方に!】

物件に関する写真が数点~20数点程度、掲載されている。ここをじっくり見ておくと、実際に物件へ足を運んだ時に無駄なくチェックできる。ただし不動産会社は上手に撮影しているので、広さなどには騙されないように注意。とは言え、写真加工まではしていないので、穴があくまで以下ポイントを参考にじっくり検討しよう。

 

写真で特にチェックしたいポイント

1)玄関周り(下駄箱スペースを確保できるか?)

2)部屋の明るさ(写真は最大限に良く撮っているものだが、なんとなくはわかるし、家具の色味も部屋の明るさや雰囲気に影響を与えるので写真は参考になる)

3)家主の趣味(家具が部屋の雰囲気、心地よさに影響するので、趣味・雰囲気も大切)

4)窓からの景色(緑などが間近にある方が心が安らぐ)

5)家具調度品(基本的な家具、ランプ、カーテン、調理器具はオーナーが置いていく可能性が高いが、調理器具や花、ベッドカバー等は写真に映っていても置いていかない可能性は高い)

6)キッチン(ガスHOBか、電気HOBか→イギリスでは電気が多い)

7)風呂/トイレ周り(清潔度/設備の新しさ/シャンプーなど置く場所があるか→置く場所がない場合が多い)

8)収納スペース(ワードローブ、タンスの有無)

 

Step3】物件を内覧しよう

Request Detailsから、不動産(Propety)会社に内覧を申し込もう。

 

申し込み後に不動産会社からメール、または電話で連絡がある。もしも連絡がない場合は、直接電話して催促しよう(連絡がない場合が多々ある、英語の勉強のつもりで!)。

 

内覧の日時を約束したら、現地に足を運ぼう。不動産検索サイトRightmoveでは確認できなかったポイントを特に念入りに。

 

いくつか内覧した中で気に入った物件があれば、不動産会社に決定の旨を伝えて、契約へ進める。ただし他のお客様と競合する場合もあり、その場合は金額交渉の可能性あり。

 

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