COP26いよいよスコットランド・グラスゴーで開催

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日本のニュースといえば、週末に行われる選挙戦が話題の中心かもしれません。イギリスBBCニュースは、2~3ヶ月前よりCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締結国会議)と環境が話題の中心となっています。

 

会議場所はスコットランド・グラスゴー。産業革命時には綿工業、造船業等の産業が街の中心に流れるクライド川周辺に発展。世界有数の都市であったが、第二次世界大戦後に安い労働力の国々に産業を奪われる形となり、勢いを失うことに。しかし1990年代になると、金融業等の活況により持ち直し、今やスコットランド最大の都市となっている。そしてグラスゴーは10月31日COP26開催を迎えて、会場近くの道路封鎖や警官によるパトロールなど街のあちこちで物々しさが出ています。

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COP26とは?

COPとは締約国会議(Conference of the Parties)の略で、今回が26回目となるため、通称COP26と言われます。正式名称は、国連気候変動枠組条約締約国会議(United Nations Climate Change Conference)。1995年以来、世界各国の代表が集まり、気候変動と戦うための世界的戦略を協定します。今回は190人を超える世界のリーダーが、数万人の交渉担当者と共に12日間に渡って議論を行う予定です。

 

なぜグラスゴーがCOP開催地に?

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理由は、主に二つ挙げられる。

一つ目は、過去の国際的なイベント経験実績。近年で言うと、2014年コモンウェルスゲームズの開催。コモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)は、Wikipediaによるとイギリス連邦に属する50以上の国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会とあります。

 

二つ目は、観光・イベントの視点から都市のサステナビリティ度を示す世界唯一の指標GDS-Index。この指標によるとグラスゴーは世界第4位。さらにグラスゴーが2030年までのカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること)を達成するという目標が野心的であると評価されたこともあります。

 

COP26による地元の期待と懸念

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パンデミック以来、初の対面式による世界最大級の国際会議とあって、地元の、特にホスピタリティ業界が寄せる経済への期待感は非常に高いものがあります。ホテルやB&B、Airbnbの直前予約はほぼ100%無理な状態。これはコモンウェルスゲームズ以来の盛況ぶりのようです。

 


期待の一方で、混乱の懸念も

まずはコロナ感染状況への影響。日本人にとっては、先に行われた東京オリンピックで想像に難くないかもしれません。今やイギリスでのワクチン接種の普及がかなり進んだものの、経済をほぼオープンにしており、現在の状況は良くも悪くもコロナとの共存状態。スコットランドのみで言うと、ここ最近の新規感染者数は下降傾向にあるものの、国際会議による関係者(2.5万人〜3万人)が訪れることが関係し、感染者数の大幅増加が予測されるとスコットランドHealth Secretaryは認めています。

 

テロリストによる犯行も懸念の一つ。注目されるCOP26参加者の中には、アメリカ・バイデン大統領、オバマ前大統領、日本の岸田首相、またスウェーデンの環境活動家グレタさんもCOP26開催中に行われる環境デモに参加することを表明。政治家・有名人を狙った犯行を、政府、警察共かなり警戒しており、スコットランドFirst Ministerスタジョーンは、グラスゴーへの移動をできる限り控えるようにと国民に協力を求めています。

 

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最終的には直前の中止が決定となりましたが、地元鉄道会社スコットレイルの労働組合がCOP26期間中のストライキを予定していました。当地における労働組合の強さの証とも言えるのか…鉄道ストライキは、COP26に関わる人たち(国内外を含めて)のみならず、地元への影響も大きい為、ストライキが中止になり多くの人が胸を撫で下ろしていることは想像に難くありません。

 

イギリス版・不都合な真実

今回のCOP26のホスト国は、あくまでイギリスUnited Kingdom(UK)。UKはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4国によって成り立つ国であり、今回はイギリスがホストする会議を、スコットランド1都市であるグラスゴーで開催するという形です。このイギリスとスコットランドの間には、考え方の相違がよくあります。環境問題においても…実はスコットランドの最北端にシェットランド諸島という場所があり、新しい油田が見つかっています。イギリス政府は油田開発への方向性ですが、一方でスコットランド政府は環境的視点により開発見直しを提案しています。石油などの化石燃料の開発は、国の収入源になる可能性を秘めた場所である一方で、環境問題でも問題視されるポイント。ここに結論を出さないままイギリスが環境会議のホスト国を務める点を、スウェーデン環境活動家であるグレタさんも疑問視しており、COP26に参加しない理由の一つであるとBBCのインタビューで語っています。

 

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グラスゴーGlasgowの名前の由来は、ゲーリック語が意味する"dear green place(親愛なる緑の地)"。由来にふさわしい話し合いが、各国の不都合を超えて行われることを、いちグラスゴー住民として祈っております。

 

 

 

 

ウィスキー、カシミア、ショートブレッド。スコットランド三大土産が集まるスペイサイドへ(後編)

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10月を過ぎると、スコットランドは早くもオフシーズンを迎える。日本人の私から見ると、木々は紅葉し、熟成の時期を迎えて、 これはこれで大変美しいなあと思うのだが。 寒さが影響して観光客が減るのだろう。 これは客の立場から言うと金銭的にありがたいことで、 これまで予約が難しかった宿泊がグッとイージーになる。


先にご紹介したハイランダーインも、11月から2月にかけて、 お得なオファーがあることをお伝えしたが、 今回お伝えする宿泊においてもオフピーク価格で、 日曜から月曜日にかけての宿泊もあり、 大変くつろいだ夜を過ごすことができた。オフピーク万歳!

 

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ハイランダーインをチェックアウトした後、 スペサイドでウィスキー樽作りをする施設を遠くから眺めた。 訪れたのは日曜日で、こちらの施設、 ウィークデイのみの営業の為、見学することができなかった。 スペイサイドの蒸溜所やハイランダーインのオーナー皆川氏のお話 を聞き、樽の重要性を一層感じた為、 これは次回へのお楽しみといういことで、残しておこう。

 

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そして海岸へ向けて、車で北上した。 お目当てはボウフィドルロック。自然の成せる技で、 海岸にある岩が侵食されて、面白い形をしている。 というだけのことなのだが、これがなかなか!1時間ドライブをし た価値があった。

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その後、向かったのは、 カシミアストールで日本でも大人気のジョンストンズ。 こちらのカシミア製品は、いくつか所有しているのだが、 肌触りがシルキーで心地よく、しかも軽いので、 日本にいた時から愛用している。もちろん、 寒さがしみるスコットランドにおいても。 ジョンストンズ製品を数多く揃えるショップとカフェがあるので、 立ち寄ってみた。 今回はショッピング欲をくすぐられることはなかった為、 ウィンドーショッピングの後にカフェで軽くランチ。

 

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お腹を満たした後、散歩がてら、近くにあるエルギン大聖堂へ。 この頃から太陽が顔を見え始めた。青い空に映える大聖堂。 秋の紅葉がまるで借景のように大聖堂を美しく映し出し、 大聖堂を立ち去る時に係りの人に「ビューティフル・カテドラル! 」とお礼を述べたほど。これは、一見の価値のあるものだった。

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目が満足したので、このまま車で今夜の宿へ。 ハイランドらしい景色を楽しみ、秋の郊外ドライブを楽しんで1時 間。 まるで貴族のお屋敷のような今夜のお宿ニーザーデイルハウスに到 着。迎えてくれたのはオーナーのお母様。「娘は今、 街に出ていて、1時間で帰ってくるわ。お部屋へご案内するわね。 」陽気なご婦人に迎えられ、私たちも自然と笑顔になる。

 

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階段はスコットランドらしい赤いチェック柄。 階段を上ったところには、はく製の鹿。建物自体は年代物だが、 きちんと改装と掃除がされていることが一見して分かる心地よさを 感じた。部屋に通され、お茶で落ち着いたのち、日が暮れる前に、 軽く散歩。歩いていると、孔雀が!そして、また歩いていると、 背後から犬の鳴き声が!また、歩いていると、10羽以上の鶏。 そして、牛の数々。見下ろすと川の流れが見え、 豊かな自然に囲まれる贅沢感。いいところへ来たことを再確認。

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夕方6時になり、オーナーと初見。軽く挨拶だけして、7時から軽 く食事をする旨を確認。部屋で休んだのちに、7時にパブリックス ペースへ。通された場所には、 すでにオーダーしていたシェアリング・ プラッターが用意されていた。「少し、寒いかしら? 暖炉をつけるわ。」暖炉の火をつけながら、 オーナーが石油会社シェルに20年勤務していたこと、 世界中に行ったことなど、プロファイルを聞く。 世界に行った中でも、ノルウェーがオススメで、 日本は行きたいがまだ子供が小さいので遠い日本は難しいとのこと 。といった話しを聞きながら、プラッターに舌鼓。何気ないハム、 野菜、チーズのプラッターだが、世界を知る人の味は何かが違う。 なんだか、すごく美味しい。暖炉の火が完了して、 明日の朝ごはんの時間の約束を終え、 あとはゆっくり過ごしてくださいねと無言のメッセージを受け取り 、暖炉の火が消えるまでゆっくりさせていただいた。あ~ 豊かな時間だなあ。翌朝の朝食が、 これまた豊かで美味しいものだったことは言うまでもない。

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ニーザーデイルハウスで再確認したこと。 インターナショナルな経験は、生きていく上で重要だということ。 今回1泊のみの宿泊だったが、最低2泊、 そしてオフシーズンこそおすすめしたい場所であることをお伝えし て筆を置きたい。

ウィスキー、カシミア、ショートブレッド。スコットランド三大土産が集まるスペイサイドへ(前編)

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スペイサイドはスコットランド三大土産物が生まれる場所。 スペイサイドのウィスキーは香り高く、 華麗な味わいで人気が高く、シルキーな触り心地で心まで温めてくれるカシミアブランド 「ジョンストンズ」があり、 ショートブレッドの代表的メーカー「ウォーカーズ」 もスペイサイド産。スコットランドらしさを感じる旅ならば、 スペイサイドかも。

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ということで…

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一度泊まりたいと思っていた日本人オーナーのいるハイランダーインという宿へ。ちなみにイン(Inn)とはパブ兼宿泊所のような場所で、18世紀から19世紀にかけて発達したそう。今もイギリスには、その機能を残す宿が残っていて、比較的、家庭的な温かい雰囲気を残す所が多く、 ハイランダーインはまさしくそんな一軒。

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ハイランダーインを知ったのは、 スコットランドのバーについて調べていた時。ウィスキー好きの人達に大人気の店がスペイサイドにあり、しかもオーナーが日本人。世界のバー50に連年受賞をしているときたら、訪れない訳にはいかない。

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訪れる前日、ハイランダーインのHPでメニューを予め確認していたところ気になったのが、ウィスキーのテイスティングメニュー。一度にいくつものウィスキーを試してみたい人のためのもので、ハイランダーインには、なんと23種類ものセットメニューがある(スコットランドのパブやバーでは準備していない所が多く、普通はあっても2〜3種類)。


参考までに数例ご紹介すると、

・The Speyside Malt Whisky Trail ~ Official Bottlings(スペイサイド地区のウィスキー6種類) £23.90

・Islay Malts ~ Official Bottlings (アイラ島のウィスキー6種類)£30.70 

・Aperitif Malts (夕食前にアペリティフ的に楽しむウィスキー6種類) £44.90

・Some great 18 year olds ~ Official Bottlings (18年物を集めたウィスキー6種類)£65.50

・Japanese Whiskies for Connoisseurs(山崎10年・18年、白州、余市、 イチローズモルト、羽生)£123.00

*価格は時期により変動。山崎などのジャパニーズウイスキーはここ数年価格が高騰している。


こちらのオーナーは、バーテンダーの経歴の後、 サントリーでヨーロッパにおける日本のウィスキー認知を高めるアンバサダー職に従事。しかし、サントリーがヨーロッパからアメリカへ注力することへ方向転換した機に退職。その後、いくつかのメーカーからオファーがあったのだが「ウィスキーの国で働いてみるのもいいな」と最初は1年間のつもりでハイランダーインからのオファーを受け、最終的にはインを買い取り、オーナーにまでなったという。

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実は、私が宿泊した夜、天候の悪化が原因で村全体が停電になるというアクシデントに見舞われた。時間にして1 時間強程度だったのだが、お酒を飲んでしまっては身動きが取れないし、食いっぱぐれも悲しいので、隣村まで車を走らせ夕食を摂ることに。 帰り道せめてウィスキーだけはハイランダーインで飲みたいなあと思いながら戻ると、村には明かりが戻っていた。

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お会いした皆川さんはおヒゲの似合うダンディー&スレンダーな方だった。東京・ 麻布のおしゃれバーにいてもきっと違和感がない(笑)。しかし語り始めるとフレンドリーな関西弁。私は早くも親しみを覚えて、 厚かましくもわがままオーダーしてしまった。「18年物を集めたテイスティングセットに日本のウィスキーを組み込んでみたいんです。スコッチウイスキーの中で日本のウィスキーを味わってみたいのですが?」という問いかけに「できますよ!でも、実は山崎18年物は一杯で£50超えるので、元々£50のテイスティングセットが倍額になります。山崎18年物を組み込む価値があるか、どうかってとこですね。 でも山崎の12年物ならばおおよそプラス£5で済みますよ。」「では、 山崎の12年物入りでお願いします!」「かしこまりました!」早速、 皆川さんはテイスティングセットを用意してくれた。「数字1から順に数字が高くなるほど、スモーキー感とリッチ感が強くなるので、 数字の順に飲まれるといいと思います。あ、でも、4番に山崎を入れたので、4番から始めた方がいいかな?」 ということで、勧められるままに、4番の山崎12年物から、 その他は数字の順にテイスティングした。

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テイスティング個人的感想

1番のグレンモーレンジー:18年物セットの中で最も軽やかで爽やかなタイプ。甘すぎたり、 スモーキーな重厚感が苦手な人にオススメ。

2番のグレンリヴェット:グレンモーレンジーより華やかさが増した感じで、私的にはこのあたりから18年物らしさを感じた。

3番のグレンドロナック:私の一番好きな味で、 甘さの中にもほんの少しマーマレードのようなクセ(いい意味)を感じ、かつ全体的なバランスの良さを感じた。

5番のハイランドパーク:スモーキーでありながらも、甘みがあり、 素晴らしいバランス。飲み続けるごとにクセになり、 家に置くならこれだなと思った1本。

6番のボウモア:しっかりしたスモーキー感。飲み始めは、スモーキーさに引っかかりを覚えたが、テイスティングが終わる頃には、これもいいなあと思えるのが不思議。

飛ばしたが、

4番の山崎12年物:爽やかさは1番のグレンモーレンジーに通じる。 6本の中で一番若い感じがした。

 

テイスティングの印象を皆川さんに伝えたところ「山崎12年物は樽にミズナラをほんの少し使っていて、 それが好きな人はすごく好きになるし、 たまに苦手に感じる人もいます。もしも若さを感じるようであれば、 ミズナラ樽が理由かも。私的には山崎12年物は12年物とは思えないほどの熟成感があると思っています。」そう言えば、 以前ミズナラ樽を使用したシーバスリーガルを飲んだ時に、同じような感想を持ったことがあることを思い出した。やはりお酒のことはエキスパート、出来ればエキスパート中のエキスパートに聞くのが一番と思った次第。また皆川さんの接客ぶりは脳味噌の反射神経の良さを感じるものだった。世界から集まるウィスキーラバーの要望や、お店で働く若手バーテンダーの相談にも瞬時に答える。世界50傑に入るジャパニーズバーテンダーのスゴ技を拝見しながら、幸せなウィスキーテイスティング体験。もはや停電したことなど忘れて、その夜はとっぷり眠りにつくことができた。

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翌朝はフルスコティッシュブレックファーストを堪能し、次なる目的地に向かって移動するためにチェックアウト。 名残惜しさを残しながら、 貴重で快適な一泊が出来たことへの御礼を述べ、 立ち話していると、皆川さんがオフシーズンにはお得なオファーがあることを教えてくれた。 スコットランドの法律は、ハッピーアワーを禁止したり、 低価格のアルコール販売価格を規制するなど、アルコールに対して意外と厳格なのだが、オフシーズンに限りスペイサイドでは「スコッチウィスキーを体験する機会を提供しようと、11月から2月まで一人あたり£ 50オフのオファーをしています」と。興味があれば、ウチのHPで確認して、電話で直接予約してください。また是非来てくださいね。」 近いうちにまた訪れる! という思いになったことは言うまでもない。

イギリス賃貸物件の探し方

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海外の住まいといえども、探し方の基本は日本と同じ。検索サイトを味方に、日本との違いを少し意識して、より良い住まいを見つけよう。

 

【イギリス最大の不動産検索サイト】

Rightmove https://www.rightmove.co.uk

日本のリクルート社SUMOみたいなもの。ネット上で絞り込んだ物件を、ネットを通じて不動産会社に連絡し、内覧するという大きな流れは日本と同じと思っていい。

*以下画像はPCの画面で、スマフォは少々異なる。

 

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Step1】物件を絞り込もう 

様々な条件を入力して、物件を絞り込もう。 

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住む地域

Glasogowを選んだとしても、さらに細かいエリアに分かれる。ちなみにGlasgowでお勧めできるエリアは、グラスゴー大学のあるWest endとビジネス街のCIty Center。住宅地としての住みやすさからWest end界隈に日本人がより多く住んでいる。

住む形式(賃貸は To rent)を選ぶ。

 

Rent Fee: 自分たちが考える金額や会社から提示されている金額を参考に上限を入力しよう。

Bed room: ファミリーは2Bed以上、1Bedはあくまでシングル用が相場なようだ。

 

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右上のFiltersから、さらに細かく絞り込もう。

Furnished Type:無駄な家具購入を避けるためにはFurnished(家具付き)がお勧め。

Parking:注意したいのがResidents Permit Parking Available(周辺住民はパーキング可能)。これは特定のパーキングではなく、周辺で空いているスペースを毎日探して泊めるシステム。車通勤が必須で、夜遅くまで働く日本のビジネスマンにはPrivate Parkingをお勧めするが、残念ながら該当物件は少ない。

 

Step2】物件を検討しよう 

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条件入力すると該当物件がヒットする。以下ポイントを参考に、1つ1つ検討していこう。

 

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Letting information:

Date available:いつから入居可能か?

Letting type:Long term(1年以上居住ならこれ!)

Added on Rightmove:マーケットに掲出スタートした日にち。あまりにも古い物件は、何か理由があるかもなので注意した方がいいかも。

 ・Key features

大切なポイントが書かれていることが多いので要熟読。

Double Glazing(二重窓)Parking、Gas Central Heating、7th floor、City centerに多いconcierge serviceなどなど。

 ・Full description

トータルで、物件の何が売りかが明記されている。

たまに、こちらにだけGas Central Heatingなどの大切なポイントもあるので、見逃さないように。

 ・Nearest stations

Scotrail(スコットランドのJRみたいなもの)とSubwayの両方が書かれている。距離も併記されているが地図上の直線距離で換算しているようなので、Google mapで住所入力して自分で調べなおした方が正確。住所はページ上部に(例)Queens Crescent, Glasgow, G4のように書かれている。また後述するEPC ratingのcertificateにpost codeが書かれているので、こちらも参考にしよう。

 

その他

Bedroom(日本のように何平米とか書いてない代わりに、イギリスはBedroomの数を重要視)

No Smokers 

Parking

Central heating(GasかElectricか)

寒いスコットランドでは、絶対的に熱効率のいいGas Central heatingをお勧めする。

Glazing

寒いスコットランドでは、できるかぎり熱効率のいいDouble Glaizing(2重窓)をお勧めする。

EPC Rating(Energy Performance Certificates (EPCs))

EPCとはEnergy Performance Certificateの略称。公的な組織にエネルギーのコストを査定をさせたものなので、客観的な数値でエネルギー効率を知ることができる。この数値はCentral heatingとGlazing、天井の広さなどによる影響が大きい。

 

・Broadband

利用可能なブロードバンドの会社をチェックできる。ブロードバンド会社は口コミサイトを参考にして決定しよう。

 

【検討のコツ : 写真を味方に!】

物件に関する写真が数点~20数点程度、掲載されている。ここをじっくり見ておくと、実際に物件へ足を運んだ時に無駄なくチェックできる。ただし不動産会社は上手に撮影しているので、広さなどには騙されないように注意。とは言え、写真加工まではしていないので、穴があくまで以下ポイントを参考にじっくり検討しよう。

 

写真で特にチェックしたいポイント

1)玄関周り(下駄箱スペースを確保できるか?)

2)部屋の明るさ(写真は最大限に良く撮っているものだが、なんとなくはわかるし、家具の色味も部屋の明るさや雰囲気に影響を与えるので写真は参考になる)

3)家主の趣味(家具が部屋の雰囲気、心地よさに影響するので、趣味・雰囲気も大切)

4)窓からの景色(緑などが間近にある方が心が安らぐ)

5)家具調度品(基本的な家具、ランプ、カーテン、調理器具はオーナーが置いていく可能性が高いが、調理器具や花、ベッドカバー等は写真に映っていても置いていかない可能性は高い)

6)キッチン(ガスHOBか、電気HOBか→イギリスでは電気が多い)

7)風呂/トイレ周り(清潔度/設備の新しさ/シャンプーなど置く場所があるか→置く場所がない場合が多い)

8)収納スペース(ワードローブ、タンスの有無)

 

Step3】物件を内覧しよう

Request Detailsから、不動産(Propety)会社に内覧を申し込もう。

 

申し込み後に不動産会社からメール、または電話で連絡がある。もしも連絡がない場合は、直接電話して催促しよう(連絡がない場合が多々ある、英語の勉強のつもりで!)。

 

内覧の日時を約束したら、現地に足を運ぼう。不動産検索サイトRightmoveでは確認できなかったポイントを特に念入りに。

 

いくつか内覧した中で気に入った物件があれば、不動産会社に決定の旨を伝えて、契約へ進める。ただし他のお客様と競合する場合もあり、その場合は金額交渉の可能性あり。

 

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意外とおトクなクルーズ旅のススメ

クルーズと言えば、 日本人にとって高嶺の花という印象が強いかもしれない。あるいは 定年退職時に受け取る一時金で楽しむ、 一生に一度の旅、と言ったところだろうか?私は、この夏、 主に北欧を旅するスカンジナビアクルーズに参加したのだ が、上とは全く違った印象を持った。 決して大金を使って参加するものではなく、普通に参加する、おトクな旅という印象だ。

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【参加したクルーズ旅の概要】

私が参加したクルーズは、デンマーク・コペンハーゲンを乗船地に、 スウェーデン・ストックホルム→エストニア。タリン→ロシア・サ ンクトベテルブルグ→フィンランド・ヘルシンキに立ち寄りながら、コペンハーゲンへ戻る8泊9日の旅。サンクトベテルブルグのみ2日で、他の寄港地は 1日ずつ。どこにも寄港しないクルーズのみの日が2日あった。

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それぞれの寄港先には朝7:00~8:30に着港して、各地で下船。それぞれのスタイルで15:00~17:00位まで観光を楽しむ。2日間滞在するサンクトペテルブルグを除き、滞在時間が10時間を満たないため駆け足観光という印象は免れないが、 多くの寄港地に寄るのだから、ある意味、仕方ないかもしれない。

 

【寄港地観光をサポートするエクスカーション】

未知の土地を、個人で観光するのが難しいと考える人のために、クルーズ会社は様々なエクスカーション(遠足)を用意している。 エクスカーションに参加するためには、 基本のクルーズ参加費以外に別途お金を支払わなければならない。 私はロシア・サンクトベテルブルグのみエクスカーションを利用した。

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【エクスカーションの長所と短所】

・長所とは:➀ビザ取得をする手間が省ける (ビザは必要ない国もある)➁ガイドが良かった(特にエルミタージュは巨大な施設のため、数時間で効率的に回ることは難しいが、ガイドつきで効率よく楽しむことができた)

・短所とは:➀高いエクスカーション代金 ➁自由に観たいものが選べない*自由に選べるプライベートエクスカーションという選択肢もあるが、バカ高い

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ロシアを訪れるには観光ビザを取得する必要があるのだが、エクスカーションへの参加者だけは、ビザ取得が免除されるからだ。他の寄港地については、日本人はビザ取得の必要がなかったため、 自分の足と公共バス・ フェリーを利用して移動しながら、リサーチの上で寄港地の観光を楽しんだ。

 

【クルーズ旅がおトクと感じる大きな理由:オールインクルーシブな旅】

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クルーズ料金は、宿泊費の他、朝・昼・夜の三食など、クルーズ中の基本的な部分が全て込みで設定されている。さらにアルコール飲み放題パッケージもあり、これはビール、ワイン、 ウィスキーなどのベーシックなドリンクならば、 心ゆくまで楽しめるというシステム。 私は飲むのが好きなのでこのシステムを選んだのだが、金額を気にしながら飲むのも落ち着かないので結果的には正解だったと思っている。

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【もう少し詳しく、食事の話】

私たちのクルーズは、朝と昼はビュッフェスタイル。食事内容は多岐にわたるもので、特に嬉しかったのは、 魚料理の豊富さ。スカンジナビアを旅するクルーズらしくサーモン、ニシンは毎日提供されていたため、普段以上に魚料理を楽しんだかもしれない。

 

そして夜はコース料理。前菜、メイン、デザートの3品コースで、日本人にとっては、かなりガッツリな内容と言えるだろう。さらに前菜、メイン、 デザートともそれぞれ6種程度から選べるため(うち3種は日替わり)、特に不満を感じることはなかった。ベジタリアン、 ビーガンにも対応できる食事内容はさすがインターナショナル。味付けは?というとクラシックフレンチ寄り。日本人には少し重いかなと思ったため、2日目から魚や野菜料理を中心にオーダーすることを心がけ、全体的には満足の行くディナーとなった。

 

ある日のディナー写真(前菜はエビのフリッター、メインはサーモンのソテー、デザートはピーカンナッツタルトの他、コーヒー)

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追加料金が必要なのだが、他にステーキ専門店、 日本料理店などの選択肢もある。 毎日同じ店に通うのは飽きるという方や、 たまには贅沢したいという方のためにありかもしれない。


【フレンドリーな接客】

クルーズ中は、レストランや部屋のお世話がかりとなるアシスタント、 バーテンダーなど、沢山の人にお世話になる。 そのほとんどの人が大変明るく、フレンドリーな対応だったが、 これはクルーズの満足度を高めてくれた。

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ある夜、ディナーから部屋に戻ると、 面白いサプライズが用意されていた。 ベッドの上にタオルで細工された動物。しかも、 タオル動物の顔の上に、私のメガネが! そして翌日は旦那のサングラス!こんな遊び心溢れる仕掛けも、クルーズの旅をより楽しいものにしてくれた。

 

【旅を盛り上げる様々なエンターテイメント】

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8泊9日というクルーズの旅を飽きさせない様々なエンターテイメントが用意されている。子供には、映画の上映、女性にはスキンケアの講座、 男性には腹をスッキリ見せるエクササイズ講座、 ワイン好きにはワイン講座、社交ダンスが好きな人のためのダンス講座等々。 一日にいくつものエンターテイメントがある。

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多くの乗客が参加するエンターテイメントがある。それは、クルーズ2日目の船長によるウェルカムパーティーだ。 乗客にはシャンパンが振る舞われ、 船長がクルーズの各責任者を紹介し、 最後に面白いダンスショーが披露される。クルーズへの期待感を煽るキックオフ的な催しだ。 乗客はそれぞれのオシャレをしてのぞんでいたので、私達は日本式に浴衣でのぞみ、ご好評を頂いた。

 

【さらにクルーズ旅がおトクと感じる大きな理由】

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各寄港地の食事は、割り切ってカフェでお茶 or 軽食程度で済ませた。 クルーズの中の食事がハイカロリーの為、外ではカロリーコントロールしたいという事情もあるのだが、今回訪れた北欧は物価が高い。比較すると、 ストックホルムやヘルシンキの物価は日本の2~3倍程度の為、クルーズの外では節約した。

またクルーズは、時間的に効率的な旅。移動中にご飯を食べたり、 シャワーを浴びたり、睡眠を取ったり、移動しながらに、色々なことを済ませることができる。時間的に効率がいいということは、 お金的にも効率がいいはず。

 
【最後に】スカンジナビアクルーズの印象的な訪問地

クルーズの何よりの楽しみは、寄港する先の観光だろう。 8泊9日という日程で、彩り豊かな多くの場所へ訪れることができたのはクルーズだから。 今、写真を見返しても、本当に効率的にできたなあと改めて思うのである。


1.Old town @ Tallin, Estonia

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2.Hermitage museum @St.Petersburg,Russia

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3.View from ferry@ Stockholm, Sweden

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4.Chocolatier cafe@Tallin, Estonia

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5.Silent church @ Helsinki, Finland

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6.Swedish Royal palace (conference room)@ Stockholm,Sweden

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7.Temppeliaukio Church(Rock church)@ Helsinki, Finland

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8.Ocean view@ Helsinki, Finland

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9.KGB museum @ Tallin, Estonia

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10.Market @ St. Petersburg

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11.Stockholm cafe @ Stockholm, Sweden

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12.Metro @ St. Petersburg, Russia

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13. Royal copenhagen @ Copenhagen, Denmark

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14. Carlesberg museum @ Copenhagen, Denmark

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祈りの場から、憩いの酒場へ変身したスコットランドの人気Bar。

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イギリスでは、教会へ祈りを捧げに通う人が急減。教会が廃業を余儀なくされ、他の目的へ活用される例が増えていると聞く。多くは住宅や集会所として再利用される一方で、イギリス連邦国の一つスコットランド最大都市グラスゴーにある元教会は’’バー’’として活躍している。

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店の名前はCottiersコティエール。看板を見ると、Cottiers - More than just a Pubとある。単なるパブ以上の存在と言ったところだろうか。

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建物内部を見渡すと、さすが元教会と言いたくなる天井の高さと室内の広さ。建物自体のアンティーク感は残しながらも、新たに施した温かみある壁紙や、ステンシル装飾、イエローゴールドのライティングが見事にマッチ。そして外部の光を取り入れる窓枠の形状が何より美しい。

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実はこの建物、1865年に建てられたもので、当時高名だったグラスゴーの建築家ウィリアムレイパーが、装飾家ダニエルコティエールの協力を得て、美しいステンドグラスとステンシル装飾を施し、建立した教会だった。そして一世紀の時を経て建物の修復が必要になったのだが、減少の一途をたどる信者の資金だけでは足らず、トラストの下で多目的な場として修復されることに。それが今のコティエールだ。

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コティエールは大きく分けると、レストラン、バー、劇場の3つの顔を持つ。今回はバーに注目したい。

 

バーは昼間、コーヒーやサンドイッチ、フィッシュ&チップスなどを提供し、夜間になると多くのお酒を楽しむことができる場として機能する。夜8時迄であれば子供も入店可能、空間の広さが手伝い、ベビーカーの移動もラクラクのチャイルドフレンドリー、さらに動物愛護の盛んなお国柄らしくドッグフレンドリーだ。

 

そんな客への間口の広さを反映するようかのように、お酒の種類も多様だ。

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カウンターに並ぶのは、世界各国のビールとサイダー(シードル)。人気は勿論スコットランド地元のクラフトビール。

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スコットランドではここ数年急速に手造りのクラフトジンが人気を得ているのだが、ここでも例外ではない。地元グラスゴー産マカールをはじめとして、ロックローズ、ヒルズ&ハーバー、ヘンドリック、ボタニストなどスコットランド各地で産まれたクラフトジンを華やかにラインナップ。トニックウォーターで割るジントニックは、特に女性客の集客に役立っている。

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ウィスキーだって忘れていない。コティエールでは、今月のモルト Malt of the Monthと謳い、オススメのウィスキーを手頃な価格で提供している。訪れた月は、スペイサイド産ブレンディッドウィスキー。バーテンダーの話によると、シェリー樽で熟成させることからほんのり甘く香る、ウィスキー嫌いの人も好きになるウィスキーとのこと。

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建物外の庭も人気。緑に囲まれて、ウッディーなテーブルとチェアーが並ぶ空間は、まさに森林浴気分。日照量が少ないスコットランドでは、貴重な日の光を浴びたい人が多く、外で飲める場所とあって夏場はグラスゴー市民に大人気のビアガーデンになる。

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教会の時代に多くの人々が集まった祈りという場から、今は憩いの場へと目的はガラリと変わったが、多くの人々の心を癒す場所へ生まれ変わったのだから、建築家レイパーも装飾家コティエールも天国から笑って見守ってくれているに違いない。

ハンガリーワインは、人が創る

人がワインを創る。そのことをあらためて認識したのが、ハンガリー ブダペストの旅。

People makes wine. The journey of Budapest, Hungary reminds me that.

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ハンガリーワインといえば、デザートのように楽しむ甘いトカイワインしか知りませんでしたが、今回、香り高いハンガリーワインが白、赤とあまたあること、さらに共産時代、量を追い求めたことが原因で、一時は質を失ったことを知り驚きました。

The Hungarian wine that I had known was Tokaji sweet wine. And so I was surprised to know that there’re a lot of Hungarian aromatic white and red wines, and Hungarian wine lost “quality” because they pursuit “quantity” at the era of communism.

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ワインって個性だなあとつくづく思います。それなのに量を追求した結果、味わい、香り、お酒にとって命である個性が失われたのです。それはワインにとって大惨事。土壌からやり直すには実に20年かかるそうで、その長い年月をかけて、ハンガリーワインは質と評判を取り戻し、今、香り高いワインを楽しむことができます。

I think that it is very important for every wine to have good characters. But Hungarian wine lost such good characters. It means a disaster for wine and winery. And they changed how to make wine from the soil, they have got good wine and reputation.

 

ということで、その香り高きハンガリーワインを8種類テイスティングしました。

I tasted 8 glasses of Hungarian aromatic wines at semi-underground cool room.

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本日の案内人はクリスチャン。彼はスイス出身なのですが、スイスに住んでいた頃、保険会社で働きながら、ハンガリーワインを収集する愛好家になり、ブタペストに移住する事を決断したそうです。スゴイ。

Today’s guide is Christian who was born in Switzerland. He worked in the insurance company in Switzerland,and became enthusiast of Hungarian wines and decided to move to Budapest. Incredible!

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先ずは、泡からテイスティング。

①sparkling wine

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Classic Brut NV

Kreinbacher Winery

Somlo Region

フランスのシャンパーニュ地方の作成方法をそのままにスパークリングを作ったそう。シャンパンのごとく細やかな泡と美味しい酸。なのにお値段抑えめ。

This Brut is produced by using a same way of champagne. Soft bubbles and good acidity like Champane. But not expensive.

 

➁➂➃white wine

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(from left side)

Irsai Oliver 2018

Geszler Winery

Mor Region


Estate Furmint 2017

Erzsébet Winery

Tokaj Region


Harslevelu 2016

Lolonics Winery

Somlo Region

 

左2つは軽やかな甘さと香り高さが特徴。右の白はどちらかと言うとキリッとしたドイツタイプ。

The left two wines have a little sweetness and good aroma. The right wine is similar to dry type of Germany wine.

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白ワインは、ハンガリー産のチーズと一緒にテイスティング。右のチーズを覆っているのは食べられる炭。

With cheeses which are made in Hungary. The right cheese is covered with charcoal.

 

➄➅⑦red wine

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(from left side)

Kadarka 2017

Posta Winery

Szekszárd Region

 

Bikaver 2016

Bojt Winery

Eger Region

 

Symbol 2015

Rice Winery

Villany Region

 

いずれも濃さはないのですが、丁寧な作りが垣間見られる香りと上品な味わいが特徴です。

Every red wines have good aroma and elegant taste with a courteous making.

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赤ワインは、ハム類、チーズ、トリュフ入りのビーツジャムと一緒にテイスティング。

With Charcuteries, cheeses and beetroot jam with truffle.

 

➇tokaji sweet wine

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Aszu, 5 Puttonyos 2013

Royal Tokaji Winery

Tokaj Region

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真打ちのトカイワイン。ただ甘いだけのというスイートワインと一線画すベリーグッドバランスな味わい。

Good balanced sweet Tokaj wine

 

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ハンガリーワインは、家族経営によるワイナリーが多い為、トカイワインをのぞいて輸出量がとても少ないそうです。という事ですので、ハンガリーワインの香りを知りたい方は、ハンガリーへ旅するしかありません!ワイン好きのあなたへ、是非お勧めいたします。

The amount of Exports of Hungarian wines  are very few(except Tokaj sweet wine). Because most of Hungarian wines are produced by family-run winery. And I strongly recommend you to travel in Hungary, if you would like to know the essentials of Hungarian wine.

 

https://tastehungary.com/tasting-table-budapest/